仕事もエロも、伝え方が悪いと敵すら作る

いいことを考えて、使命感のあることをしているのに、もったいないなーって思った出来事があったので書こうと思う。

 

今日のテーマは、「仕事もエロも、伝え方が悪いと敵すら作る」という話。

俺の個人的な体験について語るので、ご自身の何かに置き換えて考えてみてください。きっと何か気づきがあります。

 

つい最近、NPO法人の代表者だという若い女性の講演を聞く機会があった。講演というほどでもないのかな。ある場所のミーティングにゲストとして呼ばれていたらしく、10分程度の講話だった。俺もその場所にいた。俺はその人の話があるとは事前に知らなかったわけ。

 

そのNPOの活動について書かれた資料が突然配られた。なにやら、難病の子どもたちのために募金を募り、研究機関の研究費を支援するというものらしかった。

へ~と俺はとりあえず関心を示したところで、代表者が現れた。見た目は私服。ぱっと見が、なんていうか、まあ小綺麗にしてるけれど、どうにも拭えない田舎の元ヤンキー感。うーん・・・と俺の興味レベルが10%下がったのが分かった。

そして挨拶をした。

「あ、あ、みなさん、おはようございま“す”う、おつかれさまで”す”う」

分かるだろうか。おはようございますの、語尾の「す」は本来引く発音のはずだ。だから正しくは「す」は小さく聞こえる。それが、この人の発音は、「す」をさらに大きく発音する。つまり、これって、バイト敬語ならぬ、バイト発音だよ。あまり教育が行き届いていない人材が集まる場所で無理矢理敬語を使おうとしたり、丁寧に発音しようとして知的には見えなくなる現象ね。

ちなみに朝からお疲れ様ってお前何様だよってそこも気になる。

 

それで肝心の話の内容なんだが、ものすごく話すのが下手で俺の中で再構成する必要があったんだよな。つまり、この女性の子供が難病で、実は同じ病気の人が世界でもごく少数で、研究自体が進んでいないので病院では誤診されてしまうケースも多い、長生きできない現状を打破したくて、自分の子供のことだけではなく世界中の子供達のために募金を募り研究機関に寄付をし治療法を確立してもらいたい、ということらしい。

 

なるほど、すばらしい。使命感に溢れている。・・・と思ったのは、俺の中で話を再構成したからであって。

残念なことにね、この女性の話し方では絶対に誰の心も動かさないだろうなと残念な気持ちになった。

まず、見た目。田舎のヤンキー主婦みたいに長い髪を垂らして現れている。風俗嬢じゃるまいし、大人の女性はロングヘアはオフィシャルな場ではまとめて来るのが常識だろ?そしてジャケットを着てない。大人が人前に立つときには、男女ともに絶対にジャケットは必須でしょ。別にユニクロのジャケットでもいいんだ。女性だから色は白とかブルーとか華やかでもいいはず。

でも、チャンピオンのスウェットにスキニーのデニムなわけ。いやそれなりに美人だよ。でも、オフィシャルな場では俺は受付けなかった。

 

次に声。田舎の女性で、特に地元に住み続けている人の特徴なんだが、24時間オールウェイズ地声なんだよ。地声。人前で話すときも地声。声色を変えるっていう礼儀とか、プレゼンスキルがあるってことを学ばなかったんだろう。

いつも似たような地元の友達とつるんでいるから、だろうな。特に青森の田舎の言葉はトーンが低い発音が多いので、暗いというより、「他人をナメくさってる」ような印象に聞こえてしまうんだ。

 

そして話をするための準備がないこと。人前で話をすることが慣れていないのは分かる。でも、だとしたら準備と練習をしろと言いたいよ。

ここでの話のゴールが何か全く伝わってなかった。たぶん募金の協力とか、人脈として協力者を募りたいっていうことだろうけど、それは俺が自分で解釈してるだけ。言葉として表現されていないんだよ。

しかも話の出だしにこう言う始末。「わ、わたす、子供のこと考えてー、泣きながら話すかもすれませんー」(訛ってる)

自分の使命のために相手に伝えようとする執念もなく、最初から自分の都合で話が曇ることをエクスキューズしていた。

 

話の内容もロジックが整理されていないまま、ただ情報を羅列して話しただけ。

俺はさ、こう思ったんだよね。

「自分の子供が大変なご病気なんでしょ?さぞかし心配されたんでしょう?それでこの崇高な使命をやり遂げようと思ったんでしょ?でもさ、それって本気なわけ?本気だとしたら残念すぎる。俺にさえ伝わらないってことは、他の人達にはもっと伝わってないよ」ってね。

案の定、周りは眠そうにしていた。俺も資料を閉じてしまい、まとめて捨てる準備をしてしまった。

本当に残念だなと思う。伝える力がない、伝える努力の価値を知らない、そのことを教えてくれる人が周りにいない、その結果、この取り組みは内輪受けのサークルごっこで終わる。せいぜい24時間テレビで取り上げられたら地元で有名人ごっこできるだけだろう。本当に変えたい現状は何も変わらない。少なくとも自分の力では変えられない。

 

俺がアドバイスできるとしたらこうだ。

せっかく話の「パーツ」はすべて揃って完璧な状態なんだから、話す順番と話し方を練習すれば絶対に世界が変わる。

 

まず必要なのは、見た目。簡単なことで、ジャケットをベースにしてコーディネートを組み立てればいい。全身ユニクロでもできる。女性の場合、多少の華やかさが絶対必要。明るい色を差すような配色を心がけて、ジャストフィットの服を着ればいい。

 

次に声は、「ソ」の音で話す練習をする。東北の田舎者はみんな「ミ」だよ。地声がミなんだ。あのね、恥ずかしいとか言ってる場合じゃないんだよ。

 

次にロジックの部分。誰でも出来る「伝わるロジック」はこうだよ。

①自分の物語。

たとえばだけど、「わたしは田舎で生まれて、中学からちょっとグレて遊び呆けていて親に沢山迷惑をかけました。高校を卒業するとき2歳上の遊び仲間の男と知り合って、すぐに妊娠。周りに反対されたけど結婚して出産することにしました。そして生まれたのが○○。3,000gの元気な女の子でした」

そしてお金の苦労はあったけど、幸せな子育て期があって、夫も仕事を頑張っていた。教育費も貯めなきゃなとか考えていたり、ディズニーランドに連れていきたいなとか考えているとき、子供の異変に気づきました。

 

②経験した現実から、気づきを得たということ。

病院ではこの病気を知らず、大きな大学病院で初めて診断された。自分はラッキーだったけど、違う病気に誤診されてなくなっている子も多いということも分かった。

 

③現状を打破するアイデア

子供は長生きできないと言われているが、今はまだ毎日会話もできている。しかしこの先どうなるか分からない。もっと研究を進めて欲しい。でも、現状はあまり進んでいない。原因はなにか、研究のための予算と人材らしい。

そこで、こういうアイデアを思いつき、こういう活動をしている。

 

④論理を用いて感情に訴える

もし子供の立場で、寿命の20歳まで刻々と迫っていく気持ちはどうだろうか。もし親の立場として、別れのときが近づいていく気持ちはどうだろうか。

 

⑤コミットメント

自分の覚悟と本気度を短い言葉で訴える。

 

⑤行動を促す、協力を求める、具体的行動を喚起する

今日、お願いしたいのは、○○と○○ということ。お金をくださいということではなく、お金を集める仕組みづくりに協力をお願いしたいということ。そのために○○という情報を持っている方はいらっしゃいませんか。

ここにいるみなさんは、人を助けたい、世界を変えたいと思って活動されていらっしゃる方がただと思います。みなさんの使命感に訴えたいのです。小さなことで結構です。協力をしてくれませんか。

 

この流れだったら、聴衆の感受性の受信機がややポンコツでも、割と多くの人が心を動かして貰える。キーワードは、物語の力、だよ。人は、物語によっていろいろなものを理解するだろ。人生そのものがそうなんだから。人生という物語のなかで経験を積み、学びを得て、次の行動を決めてるだろ。

 

パンフレットの文字の羅列は単なる情報。インフォメーションでしかないよね。心はインフォメーションでは動かない。動くのは、物語によってなんだよ。

 

俺が好きな麻布十番のたいやき屋がある。そこは薄皮の美味しいたい焼きなんだが、実は似たような味なら全国沢山あると思う。でもね、俺は新幹線の中でふと読んだ雑誌にこうあったんだよ。

先代の店主が戦前から労働者相手に提供してきたから、品のない甘さをポリシーにしている。戦争中はたい焼きを作れず空襲もあったので、店主は道具一式を地面に埋めて隠した。戦争が終わってからまた道具を掘り出し、復興の街で労働者向けの甘い甘いたい焼きをまた始めて、今に至るんだ、と。

俺はいろんなイメージが頭をめぐり、新幹線を降りてすぐに麻布十番に向かったんだ。まるで夢のようなたい焼きに思えた。歴史の物語を感じながら熱々のたい焼きを頬張った。

物語の力って絶大なんだよ。

 

悪いけど、たい焼きよりもっともっと使命感のあることを考えていらっしゃるのに、伝え方がポンコツなせいで、俺はもう資料すら捨ててしまった。それが誰だったかももう分からない。病気の名前も忘れた。今後、協力することもないと思う。

そして、きっとこのままならその活動も下火になるだろう。世界は何も変わらないままで。

もったいない。本当にもったいない。なんかさ、伝え方が悪いせいで、むしろ時間を奪われた感じすらして、少し腹が立ったんだよね。もったいなさ過ぎるだろ。

事実、俺の周りで後からその話題を出した人は1人もいないよ。

 

NPOって多くはそんな感じだよね。悪いけど。肝心なことを気づけないのは、きっと本当に使命感で生きていないのかもなって俺は思ってしまうんだよ。

友達ごっこがしたいだけでしょ、と。

 

 

それは女としてのエチケットでしょっていう品のない話

つい最近も似たようなこと書いたけどさ、知り合いを誰かに紹介するっていうのはものすごくリスクがある行為だよな。

ほとんどの場合、紹介したあとでものすごく嫌な思いをする。

俺としてはその人を応援したくて自分の人脈を無償で紹介するわけだよね。でも、相手はその行為がどういう意味なのか、どんな責任があるのか、しっかり考えたことがない。まあ、悪いけどサラリーマンしてる営業マンに紹介して、俺がほっとしたことはほどんどない。たった一度も。住宅も、車も、保険も。全部ムカついて後悔して終わり。紹介ください!って言うわりにね、紹介したことを後悔させるのが得意なんだよな。

 

もちろん優秀な営業マンもいるよ。でもそれは圧倒的な成績を収めているトップクラスのやつらだけ。俺の紹介なんて本来必要ないんだろうけど、みんなさすがでさ。紹介した俺が嬉しくなるようにしてくれる。紹介して成功だった、紹介して俺の格が上がった、紹介して気持ちよかった、って状況にしてくれる。さすがだなと思うし、俺も自分のビジネスでは同じように気をつけてる。

 

なぜ紹介してくれたのか、どうしたら紹介してくれた人に恩返しができるのか、どうしたら紹介したことを喜んでくれるのかって、俺も必死に考えるよ。それは簡単なことでさ、たとえば俺が誰かを紹介したら、「逐一報告をくれて」「結果はどうであれ感謝を伝えてくれて」「紹介した人も結果はどうであれ感謝を伝えてくれる」ことだよね。もちろん、そっちはそっちで商売が成立して三方良しの状態になっていたら最高だよ。

簡単な話なんだけどな。マメに電話すればいいだけなのに。一分もかからない。それを出来ないやつが91%だから、世の中ありえないほど成功するのは9%しかいないって頷ける話だよ。

 

だから、紹介はできるんだけど、めったに紹介はしない。各業界で紹介する人はこの人1人と決まってる。住宅営業マンならこの人、保険ならこの人、車ならこのメーカーのこの人、風俗店ならこのオーナー、飲食店ならこの店の大将って感じでね。

だから新規で紹介するなんて、ちょっと俺にはリスクしか感じないからあり得ないかな。紹介していいかどうかなんて、7秒も話をすれば分かるし。

紹介ってそれくらいのものなんだよ。

 

俺も紹介で沢山失敗した。紹介して激しく後悔したことが多いよ。

 

前置きが長くなったけど、そんな紹介の失敗の中で、このオンナはカスだなと思ったことがあって。こういう失敗はもうしたくないって強く誓うほどの。心底学びを得た。

 

普通、紹介って紹介した先の営業マンに対して後悔するものだと思うんだけど、これは営業マンにも、客として紹介したオンナにもどっちにも失望したっていう出来事(笑)

 

まあ、優秀な営業マンだと思っていたから紹介したわけね。彼に女の電話番号を教えておいたんだけど、彼が電話をかけても出ないと俺に連絡が入った。一週間、何度かけてもつながらないし、折り返しもないと。

俺は恐縮して「申し訳ない、俺から言っとくから」って営業マンに謝った。

それで、女に俺から電話したんだけど、やっぱり出ない。俺も苛立ってさ、「てめえ出ろよ」ってメールしたらすぐ返事してきた。

30歳過ぎてもなってだらしねえ女なんだよ。強く言わないと何もできない。殺すぞてめえ、と。

あー、こいつ紹介したら俺の格が下がるかもなーって少し後悔し始めた。でも営業マンに紹介はやっぱりなしなんて言えない。それにこいつが買いたがっていたから紹介するって話になったんだ。

「電話出ろよ」って強く言って、その直後に営業マンにかけさせたら繋がった。

 

それで営業マンとは会うアポを取れたらしいんだ。それで初回の面談があった後で、営業マンより先にその女から電話があった。

珍しいなと思って話をすると何を言ったか。

「かっこいい男性だねー、それに気が効いて女子力たかーい」

・・・・・・は?かっこいい?女子力?

俺は激しく嫌な予感がした。このオンナはとにかく男関係がだらなしない。若い頃は友達の彼氏とやったりして友達から切られるなんて日常茶飯事だった。不倫も数知れず。でも感受性がぶっ壊れているから、自分の何が悪いかなんて分からない。

そんな20代後半に不倫でもめて、相手の男性に軽く「死ね」って言った。感受性が壊死してる女だけど、男の感受性は女性のように繊細だった。その男性はその夜に首を吊った。携帯電話の着信履歴をみた警察から女に電話が入ったりした。男は、借金や仕事のトラブルで女に逃げたかった人らしい。そんな時に相手にしたのがこんな女。運がない。

その一悶着の後で女は動揺し、さすがに反省をしたように見えたんだ。だからアキラとしては縁を切らずに身内に置いていた。真面目に仕事をして転職もせずに頑張っているように見えたし、一応、彼氏みたいなのがいるとも聞いていたしね。

 

でもさ、でもさ、「かっこいい」とか「女性力たかーい」・・・だと?

普通の女が言うならいい。でもこいつだ。俺は激しく後悔しはじめたとともに、営業マンも童貞みたいなやつじゃないと信じようとしていた。

「アキラさんありがとー」って女に言われた時、もう関わるの辞めようと思った。俺は営業マンとの関係性を失うかもと思って凹んでしまった。

かっこいいかどうかじゃねえんだよ、お前のニードを満たす提案をしてくれる営業マンなのかで判断しろよって言ったんだが、浮かれ調子でさ。ふあーいって言うだけよ。

 

その後、契約をしたと営業マンから連絡があったのが2週間後。明るい女性で楽しく商談させていただきました~って言われたんだが、俺的にはずーんと重い予感。

「だらしない女じゃないですか?」って俺は聞いたんだが、「とーんでもないですよ」って営業マンが言うわけ。

いやいや、とーんでもない女なんだよ・・・そいつは・・・勘弁してくれ・・・

 

でも俺は下痢の時の腹痛のように押し寄せる不安を断ち切ろうと、その時期は酒ばかり飲んでた。

いつか来る。その時が。

 

そしてアルマゲドンはやってきた。女から電話が来たのが契約から3ヶ月後。

何を言うかと思ったら

「○○(営業マンの名前)を訴えたい」と言う。

何をしたんだよ・・・って出てくる言葉を予想できつつ訊いた。

「レイプされた!」

 

きた~~~~~~~~~~~は~~~~~~~~~

 

なんてことはねえ。既婚であるはずのその営業マンと不倫関係になり、痴話喧嘩をし、レイプされたってことにして狂言で警察にまで行く始末。

「アキラさん、あいつ殺して!」って言う。アホかよ。

お前を八甲田山に深夜置き去りにしてやるわと。クマに内臓食われてしまえと。

 

もうね、紹介してトラウマになるなんてこれよ。この女はぶん殴って山に捨ててくれば住む話だが、営業マンがこんな女に勃起するような小物だとは思わなかった。営業マンへの評価がガタ落ちになるこの居心地の悪さ、分かる?営業マンも自業自得だが、俺のせいも相当ある。こんな品のない腐れマンコを紹介したのは俺だ。

 

いや~紹介って怖いし難しいですね。って独り言を何回も言った。

そして、女の本質なんて数年じゃ何も変わらないもんだと痛感した。この女まみれの人生で、たぶん3700回目くらいの痛感。

女は変わる変わる言っても、結局変わらないもんだ。腐れた女は一生腐れなんだ。ヤリマンはいくつになってもヤリマンだ。壊死した感受性は切断するしか助かる方法はないもんだ。

何がレイプだよ。名誉毀損で訴えてやれって営業マンに助言し、女にはこう言った。

「お父さんにバレたら叱られるね~。お前、傷害容疑で逮捕だな。」

レイプって言ったのは、痴話喧嘩して女が激高して営業マンに殴りつけ、それを止めようと腕を掴んだことを言ってるらしい。暴力的に性行為をしたことなど一度もない。警察に狂言で訴え出ることは犯罪だろ。

それにこういう女は100%ファザコンなんだ。必ず。だから父親に悪い子と思われたくない。30歳過ぎたババアでもそうだ。もめたら父親にチクる話をしつこくすれば必ず最後は大人しくなる。

俺に今度は半殺しにされかねないのは分かっていたらしく、厳しく叱りつけたら事態は急速にクールダウンした。営業マンはただ、上司と俺からある意味一目置かれてしまうだけで済んだ。まあ、一生昇進はないだろう。転職したほうがいい。会社員としては無理だ。俺への信用もなくしただろうが、俺からの信用もないよね。営業マンとしてのキャリアは死んだも同然。

でもそうなった原因は俺であって、ほんとに女を殺してやろうかと思ったよ。

 

この経緯は今でも俺のトラウマ。女とは縁を切った。数年経った今も似たようなことを繰り返しては揉めてるらしい。そのうち殺されて白骨死体で発見とかローカルニュースで見るのも近いかなと思ってる。

見栄えはいいし、童貞みたいなやつならすぐ騙されるだろうよ。

「アキラさん、彼女紹介してください」って何度か言われたことあるな。

辞めろってって言うんだけど、モテない男はみんなこう言うもんだ。

「可愛かったらなんでもいいです」

 

いやね。あのさ。

分かってない。山で首吊ることになるかもしれねえぞ。さげまんってのはそういうもんなんだ。

 

はい、紹介するときは紹介する人、紹介してあげる人、どちらも本当に信頼できる関係じゃなければしないほうがいいと思う。

 

そんなお話でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自己肯定感の低さを放置すれば、そのうち世界観になってしまう

アキラブログでよく出てくる単語、「自己肯定感」。

最近、メンタルコーチみたいなインチキ臭い真似事で起業ごっこする主婦が増えていて、何かっていうと自己肯定感自己肯定感うるさい。頭悪そうな女をカフェに集めて金取って、言うことと言えば自己肯定感がどうこう。うるせーよ。

アキラが言う自己肯定感って単語は、もっとハードな意味合いというか、シビアというか、底辺の世界から生き残っていく過程で気づいたリアルな感覚として語ってるんでお忘れなく。

今日はその自己肯定感のお話。題して、「自己肯定感の低さを放置さうればそのうち世界観になってしまう」です。

 

何度も書いたからいまさら何をって言うかもしれないけどさ。世の中の、特に女性には自己肯定感が著しく低い人が結構いるんだよね。個人的な体験で言わせてもらえば、ベタベタ不倫をしている女の多くは自己肯定感がかなーり低い。

自分への評価が地面よりも低いとどうなるかというと、自分が馬鹿に出来る男を選ぼうとする。不倫をしたがる既婚男、頭の悪い男、ギャンブルをする男、喫煙者、貧困層の男、転職歴が多すぎる男、多重債務者、DV男、見た目がパッとしない男。

そういう男が好みというのではなく、自分でも手が届くような男を選ぶ。自分でも手が届くというのは、もし喧嘩になったらすぐに馬鹿にできるという意味だよな。だから、自己肯定感の低い女は頻繁に彼氏と喧嘩をする。しかも罵り合いのようなバカ丸出しの喧嘩な。

 

自己肯定感の低さって何が原因かって言うと、これは結構共通していて。

あまり能力が高くないくせに厳格な価値観で娘を束縛する父、

メンヘラレベルの過干渉を毎日繰り広げる神経質な母、みたいな感じかな。

束縛したり過干渉を繰り返すわりに、圧倒的な無関心の中で育っているのが最大の原因かもしれない。「こうあるべき」みたいな薄っぺらい価値観を押し付けてくるくせに、娘が好きな食べ物がなにか言えない父親とかね。娘の友達の親の職業を知りたがるくせに、友達がどんな性格の子か知らない母親とか。子供との約束を守らない父、ヒステリックに父を責め立てては娘に機嫌の悪さを見せつける母。

そんな環境にいれば、自己肯定感は簡単に崩壊する。

 

自己肯定感が低いのは、中間層以上の所得の世帯で育った娘に多いよ。風俗嬢の出身階層もまさにそれだしね。不倫にはまるのもそうだね。

所得が低すぎれば、子供にとってはむしろ楽な環境になりやすい。束縛も干渉も義務もないからね。学校から帰れば寝るまで自由時間っていう生活になるでしょ。親も子供に関心を持っているとは言えないけど、干渉もせず放置するので子供は圧力を感じることがない。

低所得層の娘が風俗嬢になることもなくはないけど、すぐに辞めていくことが多かった。その理由は、「その環境に慣れるのが嫌だから」だった。中間層出身の自己肯定感が低い女が、自分をこじらせている姿を見て、気持ち悪いから出ていくって言うんだ。こじれたお嬢さんたちが、うじうじしてんのが気持ち悪いと。よくもまあそんなに男に媚び売れるなと。

だからあまりにも貧乏すぎる生まれの子は、風俗嬢には不向きなんだよな。

 

自己肯定感の低さを放置していいのは、25歳までだと思ってる。不倫しようが風俗嬢やろうが、まあ言い訳も立つのが25歳までだよね。だって女の子だもん、っていう言い訳がね。

25歳も過ぎたら、自己肯定感の低さを放置してはいけない。とんでもねえことになる。

 

こういう女を見たことがないだろうか。

男性観がズレてしまっている女。

「ほら、男の人ってギャンブル好きでしょ?」

「ほら、男の人ってラーメン好きでしょ?」

「ほら、男の人って浮気したがるでしょ?」

「ほら、男の人って尻軽女が好きでしょ?」

「ほら、男の人って谷間が好きでしょ?」

男からしたら、ちげーしって言いたくなる男性観だったりする。どんな男と付き合ってきたんだよって。こういう男性感のズレ方は、細部にまで至る。

自己肯定感の低さを放置した結果、世界観がポンコツになってしまうんだよ。その男性観で25歳から先の人生を生きれば、そりゃー恋愛も上手くいかなくなるわ。

だって、わざわざポンコツ男しか相手にしねえんだもんな。言いたくねえけど、Twitterとかで「裏垢女子」なんて言ってるのもそれだよ。

自己肯定感が低すぎて行動がポンコツになり、それがいつしか世界観に変わり、自分の脳味噌に固着して人生をスクラップにしていく。

貧乏な男とばかり不倫していた女が、25歳過ぎて、金持ちの男と不倫をするようになっても人生はたいして変わらないだろ(笑)不倫ってところやめないとね、やっぱり(笑)

でもさ、世界観とか価値観にまで昇華したポンコツな脳みそのせいで、25歳過ぎて自己肯定感が低い女は、他人のアドバイスを聞き入れる能力が死んでしまってる。もう人生変えるのは無理だろなって思う。

 

風俗嬢が25歳以降に超絶生活苦になるのもそれが原因だ。貧乏になる脳みそしてたら、確実にあっけなく貧乏になるわな。

 

自己肯定感が低い女が人生を変えるとしたら、実は簡単なことでね。

今の人脈を全部切ること、今の彼氏と別れること、今の仕事を辞めること、引っ越すこと、知らない人とセックスしないこと。この全てが必要。

友達も知り合いも誰もいない無職の女になることを恐れないことだね。どうせクソみたいな環境なんだから。

無関心を持って過干渉されてきた自分を認め、一度、誰も「関心も持たなければ干渉もしない」っていう孤独を作り出すことが近道。

 

そうすれば、一人ずつ、周りの人間が入れ替わっていくんだよ。

まずは1人、それが彼氏であれば絶対幸運なんだけど、あなたが本当に関心を持てる人と友達になること。

関心を持ってくれる人、ではない。自分が関心を本当に持てる人、だよ。

 

でもそれは今そこで寝てるポンコツ彼氏じゃねえけどな。

今のポンコツDV男に関心持とうと思いこむのは違うからな。

 

自己肯定感が低い女は他人への関心が全くないから、感受性も死んでるんだよな。

親から無関心で育ったからって、自分が他人に無関心でいたら人生の環境まで死んでしまうよ。

まずは1人、関心を持って、「あなたに伝えたい事がある」って思える人と友達になること。

 

それが出来たら、不倫ばかりしてる糞ダメ女から卒業できるよ。

 

数千人の糞ダメ女を見てきたアキラが言うから本当だよ。

 

まあ、9割がた無理だけどな。

 

 

感謝されたい人?

こんなことを言う人を、どこでも見かける。

「感謝される仕事がしたいんです」とか、「ありがとうを沢山集める仕事がしたいんです」とか。

昔、俺のいた事務所でも結構聞いた言葉だよ。

俺が、「愛とは貢献のこと」って言うのを、彼女たちなりに解釈してそうなったのかもしれない。人から感謝される仕事をしたいってね。

 

もちろんそれは悪いことじゃないし、悪い発想じゃないと思う。人が喜んでくれて、ありがとうって言われるような生き方をするって、別に悪くはないよね。

だから、感謝される仕事がしたいって言うことになるわけね。

でもねえ・・・残念なことを言うとね。

それで人生が上手くいった人は見たことがないんだよね。人生そのものでも、仕事の上でも、まあ上手く行ってなかった。悪い人じゃないんだよ、感謝されたいって思うくらいだから。ありがとうって言われたいって。

 

ものすごく当たり前の話をするよ。当然の話なんだけど。忘れてるんじゃないのかなって俺は思う。

っていうのはね、「ありがとう」を沢山言われた人よりも、「ありがとう」を沢山言った人のほうが徳が高いだろ。

ありがとうをいくら言われても、幸せにはほど遠いよ。ありがとうを沢山言った人のほうが絶対に幸せになる。

人に夢を叶えてもらった人より、誰かの夢を叶えた人のほうが幸せになるよね。

貢献された人よりも、貢献した人のほうが幸せだし、成功する。

愛された人よりも、愛した人のほうが人生は豊かになる。

 

だからさ、ありがとうを沢山集める人生だとか、感謝される人生とかじゃなくてさ、

ありがとうを沢山言い、沢山ひとに感謝する人生になったほうがいよね。

 

この違いが分からないと、それこそ人からありがとうって言われる人生にはならないよ。

 

アキラブログのベスト盤を作ります

地味にCROOZの方は更新しつづけてます。

 

blog.crooz.jp

 

こちらの「はてな版プレイボーイマンション」とは意図的に雰囲気を変えているが、今後はもっとはっきりと変えていくつもり。

いまどき過疎ってるCROOZなんてって意見もあるけど、別に場所はどこでもいいと思ってる。

 

そこでありがたいことに、suburbiaでアイデアをいただきまして。

アキラのベスト盤を作ります。アキラ師2007-2017のうち、人気のある記事をピックアップしてまとめます。

アキラベストvol.1からvol.6まで。

テーマ別に、「愛」「エロ」「仕事」「生き方」「喪失」「記憶」の6本。それぞれ10個の記事をまとめていきます。

 

まとめエディターはスタッフのみーくんです。夜な夜なしこしこやってくれます。楽しみにしていてください。

古い読者のみなさんも、もしお気に入りの記事がありましたら、アキラまで教えてください。CROOZブログのメールボックスか、TwitterでのリプやDM、インスタのメッセージ、CROOZのコメント、どこでもいです。

「○○年○月、記事名」で知らせてくれたらこちらも探しやすくなります。

 

アキラのエッセンスを凝縮する企画をお楽しみにしていてください。

記事の有料化企画はもう少しお待ちください。まだしばらく無料でいきます。

 

 

ボスの無関心は、そこを墓場にする。

30代の始めまで、風俗店の仕事をしていた。いろいろ経緯も事情もあって詳しくは書けないが、スカウトの仕事をしていた俺が経営者になった。経営者なんて言ってもカッコイイものではない。俺は借金の返済に追われ、昼の仕事のトラブルに緊張を強いられていた。夜の仕事は俺にとっての現実逃避だったのかもしれない。エロの仕事には、俺は天賦の才能がある。失敗したことは一度もない。何をやっても上手くいく。だから、夜の仕事だけが、俺には居場所になっていた。いっそのこと、風俗王にでもなろうかと何度も思ったけど、どうせろくなものにはならないと馬鹿にしていた。んなもんクソがやる仕事だと思っていたし。金があったらこんな仕事やんねーわって。

 

エロの仕事では、実は学びが沢山あった。人間の欲望の究極の姿だからね。金と、ちんぽまんこの世界はね。そしてその世界に入ってくる女性が沢山いた。天賦の才能がある俺のことだから、スカウトで苦労したことは実は一度もない。繁華街で惨めったらしくキャッチなんかしたことは修行以外では一切ない。最終的には俺から声掛けすらしなくなった。スカウトされたい女性が俺に連絡してくるという状況にまでなった。それがいかに嘘みたいな状態かって、すぐ想像がつくと思うよ。今はどうか分からないけど、その昔も、風俗で働きたい女性をスカウトするなんて出来ない経営者は絶対できなかった。プロのスカウトマンを雇って、金を使ってやっとこさリクルートしたんだよな。だってそうだろう。風俗店なんてろくな人間がいない。一度入ったら辞めるのは一苦労だ。自分のことしか考えてないクソばかりだし、次がないから辞めさせないように必死なんだよ。脅したりして。

でも俺はそんな苦労はしたことがない。スタッフを一年で辞めさせるのがルールにしてたけど、採用で困ることはなかった。

 

天賦の才能なんて大げさなこと言ったけどさ、実は天賦じゃないんだよ。ちゃんと理由がある。エロが上手くいくのは理由がある。ちゃんと。

これが俺の風俗での学びの一番大きい部分なんだけどさ。結論から言うとね・・・

「人のウェットな部分に興味を持っているか?」ってことなんだよ。暗くて、ジメジメしていて、狭いところにある感情。そこに興味を持っているかってこと。風俗に限らず、どうだろう、他人のことに全身の細胞で興味津々になれてる?なれてないと思うよ。

俺に才能があるとしたら、たぶんその部分だけなんだよ。

他人に興味を持つということ。

俺は人とベタベタするのは嫌い。ネチネチとした感情を絡ませるような恋愛をするのも苦手。仲良しごっこ友達ごっこをして群れるのは吐き気がする。でも一人の人間として接しようとするとき、俺は誰よりも強く相手に興味を持ってると思う。

 

店の中にいる女には、俺はうざい男っていう評価が一致してた。

彼氏いるのか?親はいるのか?親はどこに住んでる?きょうだいはいるか?高校は出たのか、大学はどうしたのか、就職したことはるのか、昼は何をしてるのか、朝は何を食べたか、生理は重いか、今欲しいものはなんだ、好きなブランドは、車は何乗ってる、子供はいるのか、どこに住んでる、誰と住んでる、家賃はいくら、夫はどこに勤めてる、訊くことがいっぱいあった。

そういうことに、女たちはウザいと言ったんだ。その頃いた男性スタッフは、「そういうのはプライバシーに立ち入ることじゃないんですか」って忠告までしたけど、俺は無視していた。答えが嘘でもなんでもいいんだ。そういう質問はとにかくしていた。

そういう興味のことがプライバシー侵害だとするなら、スタッフのモチベーションをあげようとすることすら侵害になってしまうよね?

もちろんそれだけじゃない。必要以上のことをたくさん知れば、スタッフがどんな生活をして、どんな苦境のなかでこの仕事をしているのかも分かる。今何を考えているかも分かるよ。

そうしたら、俺が言えることって、簡単で。「ありがとうな」って。

「俺のためにありがとうな」って、冗談みたいに言うと、うぜーとか言ってた女でも必ず笑ってくれる。

俺はお前の父親の次にお前に興味持ってるぞ、ってね。そういつも言ってた。

「いや、アキラは父親よりも私に興味持ってくれてるよ」って多くの子が言ってくれた。

 

夜の世界は情の世界ってずっと前に書いたけど、情って何で出来ているかって、「関心」とか「興味」への恩返しだよな。

群れのボスは黙っていても誰も忠誠を示してくれない。ボスが関心を持ってうざいくらい接してくれて、感謝してくれて、食いたいものはないかとか、行きたいところはないかとか、アパートの灯油は足りてるのかとか、金はあるのかとか、トラブってないかとか、何か俺に隠してる感情はないのかとか、新しいアパートは幽霊は出ないのかとか、そういうウザいことまで興味を持って接してくれること。

その積み重ねに情が生まれると思うんだよね。

情って、水みたいなものでさ、必ず上の立場から興味を示すのが当然なんだ。夜の世界の女は、男らしさ女らしさを古典的なまで凝縮した存在だから、男のことをボスと認められるかどうかを常にはかっている。ボスと認めるのは、自分に興味をもってくれて、自分に感謝をしてくれた男だけ。絶対に自分からボスに興味を持ったりはしない。絶対しない。

 

そりゃ女だから気まぐれとか、何かメンヘラちっくな感情のもつれで店に来なくなったりもするよ。「アキラさん、わたしリセットしたいんです」みたいなこと言って。

ふざけんじゃねーよこのメンヘラって言いたいのを我慢して、話を聞いてさ。愚痴でもなんでもいいから聞いて。それに興味を持って答えてあげて。

なんでそこまでするのって思うじゃない。普通。でもそれは甘やかすっていうのとは違う。ボスがスタッフに無関心だったら、スタッフは自分の仕事にも、自分自身にも無関心になってしまうだろ。そして最終的に、身勝手な人間に成り下がる。

無関心がはびこるところでは、スタッフは自分のカネのことにしか興味を持たなくなる。そしてその結果、全員の感受性が死ぬ。風俗じゃなくてもそういう会社ってあるだろ。無関心と無感動がはびこってる暗い会社。

 

俺はスタッフの子全員の、父親の名前を知っていた。風俗をやっている女性のほとんどは、父親との関係性に何か問題があることが多いからだ。これは男とは大きく違うところだ。男は父親との確執はほとんど人生に影響しない。でも女は違う。父親との関係性のあり方が、人生に深い影響を与えている。

父親の名前を頻繁に出して笑いに変えながら話題にすることが多かった。その関係性の中に俺がぐいぐい入っていくような感じが、女性との関係性を構築する秘訣みたいだった。

 

ボスの無関心は、その場所を墓場に変える。

ボスのウザいほどの関心は、情にまみれる居場所に変えるんだよ。

 

 

ダメ女を捨てられない男の勘違い、という話

妻と夫が食卓のテーブルを挟んで座っている。どうやらお金の話をしている。給料日前になるとどうしてもお金が足りないのだ。妻は夫に内緒でクレジットカードからキャッシングをしていたのがバレてしまった。でもそれは妻の小遣いにしたのではなく、その金で光熱費を払ったり食事の買い物をした。その支払は翌月にまた請求が来るので、当然月末にはまたお金が足りなくなる。だからまたキャッシングをして支払いをすることになる。

そのうち、夫の車のローンの支払が遅れていると信販会社から督促の電話が入ってしまう。夫は慌てて支払いをするように妻に言うが、「お金がないから払えない」って言う。だから夫は自分の僅かな小遣いを全部はたいて信販会社に支払う。

ホッとしたのもつかの間、今度は妻に督促の電話が入っているようだ。ほどなくしてクレジットカードが使えなくなり、妻はキャッシングで家計を回すことができなくなってしまった。

一度、家の電話が止められてしまう。それはなんとかして払ったが、今度は子供の幼稚園の月謝を滞納していると夫に電話が来る。電気料金も滞納しているのか、供給を停止する警告の手紙が届く。数千円の支払いに困窮していき、夫は自分のクレジットカードからキャッシングして払うようになった。しかし、自分の給料はすべて妻が管理している。自分が借りたキャッシングの請求が来月来るが、自由になるのは月にわずかな小遣いだけ。

小遣いから支払いが出来るわけないんだから、来月末は今よりももっと酷い状況になるのが目に見えている。たぶん、また夫がキャッシングして払うことになる。キャッシングの枠を使い切ったら、もう後はない。そうなる前にまたクレジットカードを作っておくしかない。それも使い切ったら、自己破産するしか後がなくなる。または、その前に収入が大幅に上がるか、臨時収入が100万円以上あるか。どう楽観的に考えても、どちらも絶望的な状況だった。

 

キッチンのテーブルを挟んで妻と夫がいる。

夫は言う。怒りを抑えながら。「今度から俺が家計を管理するよ」

妻は話し合いをしようとしない。「は?なんで。嫌です」

「だって、お金の管理できないんでしょ?」

妻はムスッとした顔をする。「給料少ないのに苦労してやりくりしてるの私です」

「やりくりできなないじゃん。いくら借金あるの今?」

「関係ないでしょ」

「関係なくないだろ。どうしてそんなにいつもドンブリ勘定なんだよ」

妻は激高する。

「ドンブリなのはあなたでしょ」

「どこがドンブリなんだよ」

結局、話し合いにも何もならず、妻は自分のプライドを振りかざすだけ。何を言っても、負けまいと必死に言い返す。

そもそも、夫は自分の収入が少ないということを妻から言われ続けてきたが、それでも自分は大手の会社に勤め、同期より昇進が早いはずだと思っていた。ネットで調べても同世代の平均年収よりも200万円高い。住んでいる賃貸マンションの家賃も会社が支払っている。それなのに。

ももしかしたら自分たちの生活が贅沢すぎて給料では足りないのかもしれない。それは申し訳ないと思ってもいる。

だから、前に何度も、妻にパートの仕事をして欲しいと頼んだんだ。月に7万円でもあれば年間84万円。それだけで生活はもっと楽になるはずだし、貯金も出来るはず。

でもそれを言うたびに、妻はまたふてくされる。

「子供の面倒があって働けない」そう言う。妻は、結婚したばかりの頃、夫に相談もなく会社を辞めてしまい専業主婦になった。それでもまたパートでいいから働いて欲しいと頼んだが、「体調が良くないので働くと家事ができなくなるから」と言われた。いつ頼んでも、何かもっともらしい答えが帰ってくる。

結論は、「働かない」というだけだった。

それでも繰り下がって言うと、「あなたは私を養う気がないのに結婚したの」と言い出す始末。

「じゃあ」と夫は言う。「結婚する前に300万円も借金持っていたのはどうなんだ」

「結婚したいと言ったのはあなたでしょ」

何を言っても、認めることも、謝ることもできない妻。数年ぶりに働いた乳酸菌飲料の宅配の会社では、客から集金した金を使い込んだのが会社にバレたことがある。会社は刑事告訴すると言い、妻はオドオドするが返済する金はない。だからその時も夫が銀行からフリーローンを借りて返済したんだ。幸いそれは30万円くらいのものだった。そんな過去があっても、こんな態度しかできない。

結局、妻は通帳とカードを夫に投げつけ、もう別れると叫ぶ。

夫は思わず言う。

「福島のどん百姓は、みんなそうやってプライドにしがみついて貧乏になるんだろ」

妻の実家は福島の貧しい農家。家の掃除をする習慣もないような家。結婚するとき、夫の母親は反対をした。妻のことを、何も褒めるところが見当たらない、結婚すればもっと見えてくる、と言った。

夫は、明日もお金の不安と戦いながら仕事をする。職場では課長と呼ばれているけれど、プライベートではみっともない状況が続いていた。

 

ある知り合いの男性の話を書いた。

男性は今48歳。この頃はまだ20代後半だったので、今は子供も成人している。妻は自己破産をし、夫も債務整理をするまでいった。子供だけはふたりともしっかりしていて、奨学金とアルバイトで大学に行き、家を出て暮らしている。この両親と距離を置くように、正月ですら実家には帰らない。実家は古いアパートになって、もう家を建てるなどというのは無理だろう。夫は金銭トラブルで転職をし、かつての半分の収入しかない郊外の中小企業で働いている。役職などは一切ない。

妻は未だに働かず、でっぷりと中年太りをし、めったに化粧すらしない。

「おかねちょうだい」と夫にせがみ、その都度夫は5000円とか3000円をしぶしぶ渡す。そして妻は、自分の似たような田舎の友人に、「夫は生活費も渡さないDV夫」などと言いふらしている。

 

その妻についてどう思うのか、俺の知り合いである夫は俺の意見を訊く。

でも俺としては、お前の人を見る目の無さと、早くに別れるべきだという決断の先延ばしをした結果だろうとしか言えない。そんな女は世の中に圧倒的に大勢いる。努力の歴史を積み上げ、自分の環境を磨いていくっていう価値観を知らない女が。「人生はどうなるかわからない」って、そういう女は必ず言うもんだよ。いちいち考えても仕方ないとか、なるようにしかならないとか。努力の価値より、運命論に逃げる女。それは、ただ単に、努力することの痛みから逃げたいだけ。人は努力すれば必ず傷つく。嘘をつかなきゃいけない時もある。人を傷つけなければならない時もある。所在ない思いをすることも多い。帰り道に孤独に押しつぶされそうになることもある。そこから逃げる女は必ず運命論者になる。

 

そんなことより、自分のことをよく考えたほうがいいよと俺は言う。綺麗事はどうでもいい。事実、子供から嫌われてるだろ。父親のほうが。

そんなどうしようもない女でも、子供には母親でしょ。母親が切り取った日常しか子供は知らない。どうやったって、父親が何を考えてきたか、何を思ってきたかなんて、子供は一生分からないよ。

 

責任はもう果たしただろ。妻も子供も、距離を置けよ。

俺はそう言う。

 

「でもさー」と口まで出かかったような顔をして、男は無言になる。

知ってる。俺は知ってる。その夫が無能だということを。そしてまた決断を先延ばしにして持って年を取るんだということを。

どうしようもないダメ女のATMにされて一生を終わるということを。努力から逃げてるのはお前も同じ。だから同類だよな。

 

世の中には、毎日努力している女がたくさんいる。自分の理想のために捨てるものを決めている女も大勢いるよ。

人生の優先順位を明確に言えないと、誰だって気持ちのもやもやした部分に負けてしまう。プライドに負け、見栄に負け、今決断するという痛みに負け。そして、自分が本当は欲しくなかったものに囲まれて人生を生きるハメになる。

 

俺だってそうだ。

本当は別れてはいけない女を捨て、関わるべきではない女と長い時間を過ごしたり。理屈じゃないことも人生にはあるんだよって言い訳しながら、どうしようもない女に金を貸しては逃げられたり。

それは俺の能力とマインドの低さでしかない。

 

毎日努力を積み重ねてきた女と、一緒にいる。優先順位をはっきりさせられる女と一緒にいる。素直になれることに価値を持てる女と一緒にいる。

簡単な話なんだけど、弱い男にはできないんだよね。

中卒のシングルマザーとセフレになってるほうがずっと簡単で、自分が傷つかないから。厚化粧した飲み屋上がりのヤリマンを車に乗せて走ってるほうが、自分が楽だから。

そうじゃなくて。そういう女は今すぐ捨てるという努力ってあるんだよ。

深夜に無駄な残業をして苦しんでいるとき、冷たい缶コーヒーを差し入れしてくれた同僚の女性が昔いた。昔むかし、サラリーマンをしていた時代。優秀な大学を出ていて、仕事ができて、将来は間違いなく役員だろうと言われている女だった。

一方、俺は過去がありすぎる中途入社のカスでしかない。

こういう女性と付き合っただけで人生変わるんだろうなってあの頃思ったのを覚えてる。頭が良くて話が面白く。自分の弱さも苦手意識も、自然な言葉で表現できる。今すべきことすべきじゃないことがはっきりしていて、でも、イキっているようには見えない。

まあ、俺はそんな優秀な女性に相手にされるような男じゃなかったけどさ。

 

妻の愚痴を言っても仕方がない。別れられないのは男の弱さだ。子供が可哀想だからといっても、子供にも価値なしのオヤジだということにすら気づいていない。

もっと優秀な女と、きちんと人生を生きていこうとすることから逃げてるだけだ。