あなたを信じる

俺がブログやってたCROOZやデコログっていう女性向けのブログサイト(今はもう流行らないかもしれない)で俺が他人のブログを読むことはほんとにまれなんだけど、たまに目撃すると、結構衝撃的な文章を見かけたりする。

 

言い方悪いけど、ほんの数行読んだだけで、なんていうか・・・病的に未熟な考え方に陥ってるというか、人生ぶち壊す考え方を持ってるというか、残念な気持ちになったりする。

 

代表的なのが、子供に対する異常な依存心。そもそも子供に依存するっていう言葉がおぞましいんだけどね。

たとえば、「子供のためには死ねる」「子供はわたしの生きる証」「子供はわたしそのもの」「子供にすべてを注ぎ込む」

そんな言葉。

 

ごめんなさい。それ、子供にとって迷惑だと自覚した方がいいです。毒親に自分なってないですか。自分の母親が、自分に「あなたはわたしの全て」なんて言っていたら、気持ち悪すぎだよね。

 

わたしはわたしの今日を生きるだけ|suburbiaあおいの日替定食

友人のあおいのブログを呼んで、つくづく思ったよ。

 

自分の人生を自分で生きるっていう感覚がなければ、必ず誰かに依存する。いや、依存て悪くもないんだけどね。ただし自立した大人の男女の恋愛関係だけだよ。1人でも生きていける人たちが、存在を必要としあう依存のあり方は甘ったるくてロマンチックで俺も嫌いじゃない。ふたりぼっちみたいな(笑)むかしあったラブホの名前か(笑)

 

でも、子供の人生を自分の存在理由にしたとき、子供にとっては気持ち悪い毒親の始まりになる。母親が望む通りの人生を歩まないと、母親は激しく動揺し、怒るだろう。

あなたのためなのよって言いながら、結局は自分の安心のために子供を束縛するのは、結局は母親の依存心でしかない。

 

俺は風俗業に長くいたけど、風俗嬢の一定割合は、親が自分に強く依存した環境で育った子だった。あなたのためなのよって言いながら、やりたくもないピアノを習い、バレエを習い、塾に通い、彼氏を作ることも許さず、どんな友達と付き合ってるのかも管理したがる親が多かった。

だから娘が風俗嬢なるんだよって俺は言わなかったけど、心の奥で思ってた。

 

風俗嬢になるって別に深刻な理由はないことがほとんどだけど、親への反発心とか親からの逃避みたいな、ちょっと気持ち悪い理由で風俗嬢になってる子が一定数いたのは確かだ。でもさ、娘もマインドは支配されてるんで。親バレしたときは風俗やってる娘も病んでた(笑)病んで、勝手に店に来なくなる。指名の予約もすっぽかす。母親が激しく動揺すると、条件反射で恐怖感を覚えるのが毒親を持つ風俗嬢だったよ。そう、恐怖感ね。母が動揺するとヒステリックに怒鳴るっていう繰り返しが娘に連想されるから。毒親持ちの風俗嬢は、風俗嬢だったくせに、というと悪いけど、風俗をやめた後は母親が理解し喜ぶ生活の仕方の落ち着くことが多かった。たいていは結婚して出産してパート主婦っていう。

 

そうそう、親バレした風俗嬢の親が共通して言う言葉があったよ。

 

「あなたを信じる」っていう言葉。・・・気持ち悪いよね。

 

娘の何を信じてるのかって、「わたしの期待から大きく外れないことを信じてる」って意味なんだ。風俗をやめてお母さんを安心させてっていう意味でしかなかった。

 

でもある子の親はすごい人でね、「あなたを信じる」って言ったんだ。ああ、またそれかって俺は思ったけど、その子の母親は違った。

「あなたが自分が幸せになるように自分で人生を舵取りできると、信じてる」

って言ったんだ。風俗なんて理解はできないけれど、あなたはあなたのやり方で幸せになってほしいっていう意味だった。あなたの仕事も、あなたが付き合ってるアキラって男も、まるで理解できないけど、あなたが望む通りの幸せを手にして欲しいって。

 

それはあのなつき姫の母親だった。なつきの姉とは俺は友達なんで後日談を聞いたけど、実際は母親は泣いて落ち込んだらしい(笑)でもその結果出てきた言葉はそれだった。なつきは未熟児で小さく生まれてきた子。親の心配を背負って育った子。だからこそ、親は娘の自立を優先させてきたんだろうな。

なつき姫は、風俗嬢を辞めてから起業し、今に至る。誰にも文句は言わせない自立した人生になってる。稼ぎのいい旦那は優しく、かわいい子供もいる。自分のビジネスも成長してる。

 

娘が、母親を安心させたいって思うのは自然な感情だけど、

母親が、わたしを安心させてって口に出して言うととたんに気持ち悪くなる。

 

存在に依存しあっていいのは恋愛だけだよ。それも大人同士の恋愛だけ。

子供には子供のやり方で幸せになってほしいと信じてあげたほうがいいよね。