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結果を決めるのは意外なもの

俺はガキの頃はただの落ちこぼれだった。それも深刻なやつね。

小学6年でも九九が言えず漢字がかけず、そして言葉が上手く口から出てこなかった。何かを話そうとすると言葉が出てこない。だから口の中でもごもごしてしまう。ただでさえ声が小さいのに、はっきり話せないわ言ってることも意味不明瞭だわで。そんなやつと誰も話したくない。だから俺はいつも1人でいた。話をしようとすると自分が嫌な思いをするし、相手に不快感を与えるだけだからって。

 

不潔で勉強が出来なくて言葉も話せないような貧乏なガキは、小学校生活なんて悲惨でしかないんだよね。当然いじめは凄惨そのものだった。

 

劣等感って、きっと俺のためにあるような言葉だと思った。

 

今、十分大人になって自分で仕事をするようになっても、子供の頃に刷り込まれた劣等感がところどころに顔を出すよ。しかも無意識のところで劣等感が俺の行動まで動かしてるところがあるんだよね。

 

劣等感が優位に立つと、全部の判断をおかしくさせる。誰かにすごいと思われたいって基準で何かを選んだり、尊敬されたいっていう欲とか、かっこいいと思われたい、優秀だと思われたい、他人に差をつけたい、さらには、孤独でいたい、マイペースでいたいっていう願望まで出てくる。それは全部、劣等感からくる無意識の選択だと思ってる。

 

それが結果に結びつけばいいけどさ、実は業績が激しく落ち込むんだよね。今でも。この今でもそうだよ。アキラブログなんて書いておいて、今でも劣等感に振り回され後悔することの繰り返し(笑)

 

劣等感って、多くの場合、怠け癖につながってるんだよね。

劣等感を無意識に感じていると、大量行動を絶対しなくなる。がむしゃらにやれないんだよ。好きなことだけ、心地いいことだけを、ちょっとだけやるようになる。

 

職場でもいるだろ?得意なことばかり、のんびりとやってる同僚とか後輩。そういうのって劣等感から来るんだよね。それは俺の中にもある。

 

俺は成功するためには「一つのことに絞る」「一つのことに時間・金・ハートをつぎ込む」ってよく言うけど、それがダークサイドに陥ると、ただの劣等感からくる逃げ癖になってしまう。いろいろと嫌だからこれだけしかやらない、みたいにね。夫が嫌だから子供の教育に逃げる妻とか、勤め先がストレスでしかないから趣味に逃げるおじさとか、売るのが簡単な単価の低い商品ばかり持ってくる営業マンとか。

 

ややこしいことに、その逃げ癖、怠け癖って、美化しやすいんだよ。

子供の幸せのために自分を犠牲にする、とか

趣味に没頭することで職場での出世欲に惑わされなくなる、とか

安くていい商品の方がお客さんのためになるから、使命感で頑張る!とか(笑)

俺は金のためにやってない、社会のためにやるんだ、とか。

 

美しいね。ほんと、劣等感は油断すると「使命感」っていう美しい言葉にすぐ結びつく。

もちろん使命感って大切なんだけど、これは正しく心に持つのは難しいんだよな。愛と同じくらい概念が難しい言葉で、愛と同じく人生で重要な感情だけど、そこからスタートすると絶対人生失敗するよ。

 

俺もほんとそれに陥りやすい。

 

例えば語弊があるけど、国境なき医師団のドクターの活動中の給料は166,704円/月。もちろんこれが本業になることはないが、使命感だけで生きるってそういうことだろうね。その活動をしている期間は本業のキャリアもストップするだろうし、身体的な危険ももちろんある。精神的な経験にはなるけど、自分のキャリアで犠牲にするものは確実にあると思う。その犠牲を分かった上で使命感を持つっていうのは崇高なことだし、人間的にものすごく成熟したものがあるんだと思う。でも医師団だったらともかく、俺のような粗末な人間だと、もしかしたらただのパワーゲームから逃げた人になるかもしれない。

 

ビジネスなんか特にそうだけど、パワーゲームの中で死に物狂いで戦って勝ち抜くのは、いい人でいるよりずっと大変なんだよ。そしてビジネスに関しては、社会に貢献できているのは、パワーゲームの勝者の方。10年後も同じ仕事ができているのも、パワーゲームの勝者。信頼信用があるのも勝者。

 

いい人なだけでは、本当に良い人にはなれない。

 

あなたが何かを目指しているとしたら、結果を決めるのは意外なものだよ。

 

それは、自分の目標に対してがっつけるかどうか。技術でも知識でもさほど関係なかったりする。それが不謹慎な目標でもいいよね。自分のエンジンに火が点くかどうかだけ。エンジンの回転数を維持できるかどうかだけ。

 

美しい夢もいいけど、目の前のえげつない目標にがっつく自分から逃げないってこと。人類を救済するより、目の前の美女の性欲をレスキューしたいっていうほうがエンジンかかるだろ。

 

それがパワーゲームってやつだから。