女の自立????

人妻美咲の不倫日記とか、suburbiaあおいの日替定食 | あおいのブログ | Decologの影響で、「女の自立」っていうの意識してる女性もすごく多いと思う。

つまりさ、自分の仕事を持って、一人でも生きていける収入を持って、一軒家やマンションを買って、いい車に乗って、男性に頼らない一人の女として、っていうやつだよね。

かっこいいよね。

 

でもその一方で、「女の自立」っていうのを上っ面のイメージで捉えてしまうと、俺は不幸になるばかりだと思ってる。思ってるというか、そういう「自立した女性」っていうのをものすごい数を見てきたよ。

 

たとえば、ある夫婦がいたとして、家計に財布が2つある場合。つまりね、夫と妻がどちらも同じような収入があって、お互いその中から生活費として10万円出し合うとか、光熱費と家賃は旦那の給料から引き落とされ、保育料は妻の給料からと決めてるとか、生命保険はお互いがそれぞれ入っていて、小遣いも家計に入れたものの残りを全部自由に使ってるとか、あとは貯金もそれぞれが個別にしてるとか。

 

なんかはたから見たら、自立した夫婦っていう感じがするよね。でもこれをやってる夫婦のほとんどが、夫婦関係の密度が薄いんだよね。それぞれ自由になるお金があるからいいじゃないかって思いがちだけど、それとは別に、パートナーがその相手でいい理由が見当たらなくなるって問題が起きやすいんだよな。

つまり、関係が成熟しないまま、上辺の夫婦関係になりやすいんだと思う。最初だけは自由でいい。でも家庭の収支って時系列で見ていくと、ある瞬間から沸騰するようにお金に追われるように出来てる。そのときに、財布が2つあった夫婦は一気に緊張感が増してしまう。気遣いのない悪態の応酬に陥ったり、そうじゃなくても、お互いがお互いの狭量さに辟易してしまったりするよ。

「おまえ、貯金いくらあるの?」と夫が言う。

「え?あるわけないでしょ?あんたいくらあるの?」と妻

「あるわけないだろ。おまえ貯金もしてないのかよ」と夫

「は?わたしは保育料も光熱費も払ってんのに、あんた何に使ってんの」と妻

 

どうしようもない、粗末で幼稚な争いになるわけね。年収500万円同士で、世帯年収1000万円あってもそうなるよ。

 

これは夫婦だけとは限らないよ。長年付き合ってるいい年のカップルも同じだったりする。特に、「割り勘」でデートしたり旅行する暗黙のルールが出来てるカップルね。そういうカップルは、2人の間にトラブルが起きるとあっけなく破局する。どちらかが病気になる、どちらかが借金を背負ってしまう、どちらかが失業してしまう、そんな不幸な状態に追い打ちをかけるように関係が薄くなる。

 

これってどういうことかというとね、「お金について話し合いを持ったことがないから」だよ。

 

毎月の生活にはこのくらいお金がかかる、とか

この支払は適正なんだろうか、とか

これは無駄なんじゃないか、とか

そろそろこれにお金がかかってくるよ、とか

貯金をそろそろ始めたいんだけどどうする?とか

車が車検の時期がくるよ、とか

給料が下がりそうだ、とか

ボーナスが出ないらしい、っていうのもありえる。

そういう意見を出し合ったり状況を教え合ったり、話し合いを持つっていうことは、財布が2つあったら出来ないわけだよね。たいていは妻がふたり分の収入をまとめて管理して、収支を作ってその資料を元に夫と話し合いを持つわけだよな。夫がする家もあるだろうけど。収入と支出の全体像をお互いで把握した上で話し合いをするわけだよな。

 

これってほんとに大事なことで、本当に自立した女性、自立した男性は、自分が稼いだお金を全部一つにまとめた上で、

自分はこうしたい、これがしたいと思ってる、これはしたくない、これはしてほしくない、っていう意見を冷静に交換できるんだよ。それは些細なことでも。バイクが欲しいんだよねとか、習い事したいんだよねとか、友達と海外旅行行きたいんだよねとか、家がほしいと思ってるんだよねとか、そういう願望も話し合うし、付き合いだからってそういう意味のない保険はやめて欲しいっていう意見もある。

 

話し合っていくと、お互いの願望も分かるし、家族の目標も見えてきたりするでしょ。そのために今後どうしていこうかって見えてくるわけ。

 

その結果、こうして目標を持てるのも、お互いのおかげだよねっていう気持ちになるんだよね。働いてきてくれてありがとうねってお互いに素直に言える。思うだけじゃなく、言葉に出して。

格差婚とか言って、妻の収入が夫の倍以上ある場合もあるよね。それでも財布が一つできちんと話し合いができてる夫婦ってある。そういう家は、収入の低い夫が卑屈になったりしないし、妻も収入の額だけ威張るような雑な人間になってない。夫も妻の給料に素直にすごいすごいって言えるし、妻も夫に、頑張ってくれてありがとうって言えてる。

 

「わたしは自分の収入が高いから、いざとなったら独りででも生きていける」って、たとえ旦那がいないところであっても口にできる神経してる妻は、ほとんどの場合、幸せになれてないよ。

 

本当の自立って、自分の収入を自分で囲うことじゃなく、自分を含めた家族のために全てつぎ込めることだよ。そしてパートナーも、その行動を心から感謝して、態度で表現できること。その使い方については何度でも話し合うこと。

家族でいながら、隠し財産を持つとか、収入の額を内緒にするっていうことがあったら、結果幸せにはなれない。家族である以上、自分の稼ぎは自分のものじゃない。夫も、妻も。

お金のことについて話し合うことから逃げると、必ずお金のことで喧嘩する貧相な夫婦になるよね。

 

逆にさ、お金について話し合えない夫婦だったら、別れたほうがいいと思う。年をとって傷を深くする前に。どうせ不幸になるんだから。くだらない不倫をしてる既婚者のほぼ全ては、財布が2つある家だよ。お金に追われる人生になる家も。お金の不安から逃れられない家もそう。

 

独身者の場合、逆にお金を出し合うのは違っていて、基本は男が全て出すのが当たり前だと強く信じてる。割り勘デートが当たり前のカップルは、あまり関係は深くなりにくいもんだよね。割り勘=しっかりしてる若者、ではないよ。絶対に。逆に無責任で子供だと思う。

俺は割り勘ってしたことがほとんどないんだ。どんなに苦しくても自分が全て出してたし、旅行だって新幹線や飛行機のチケットも俺が買うのが当たり前だ。食事もそう、ホテルもそう。高校生のときのファストフードですら俺はそうしてた。

そのことで、感謝っていう感情が生まれやすかったよ。楽しませてくれてありがとうって言ってもらえるし、俺としても、一緒にいてくれてありがとうって言えた。実は財布がすっからかんになってたこともザラだったけど(笑)

結局別れることになったとしても、俺は今も楽しい思い出をありがとうって感謝してるし、昔の女性たちも、あいつはやせ我慢して貢献してくれてたっけなって思い出すときがあったらいいと思ってる。

 

既婚者はお互いのお金を出し合うこと、独身は男が全て負担すること。これって矛盾してるようで実は共通のものがあるんだよ。

それは、相手に感謝できるということ。差し出してくれたことについて感謝し、差し出してくれたもので2人の、あるいは、家族の夢を叶えていこうって本気で思えるようになること。

 

自分のことだけ考えて、給料の額面を見てムホムホ言ってるだけの女は、自立した女とは言えないのだよ。

 

収入なんて所詮サツマイモと同じ。今日はサツマイモ10本ゲットしたよー!って家に持って帰ったら、家族がいえーいって言う。今日はお父さんサツマイモゼロだったーとか言えば、お母さんが今日はわたしが15本ゲットしたわよー!って言う。みんながまたいえーいって言う。山奥で木の実がいっぱいなってるところ見つけたよ、かあちゃんお前もカゴ持ってついて来いって言って、いえーいって言いながら採りまくる。

このサツマイモと木の実で何作ろっか?って考えてんのが家族ってもん。

 

妻が、わたし、サツマイモの畑を持ってるけど夫には内緒、みたいな貧乏ったらしい考え方を、絶対に「自立」とは呼ばないのだよ(笑)