副業とか言ってる前にやることあるだろーが

つい最近、15年くらい前に一緒に働いたことがある女性から電話があった。

記憶が薄い存在だったが、覚えているのは田舎者で仕事をするマインドが全く未熟だったということ。でもまあ、当時20歳くらいだったからね。

35歳になった彼女は電話で、最初から要領を得ない話をしていたが、どうやらネットワークビジネスのようなものに俺を勧誘したいのが分かってきた。

俺とお茶をしたいと言う。

まあいいよと俺は言う。

「私の先輩も連れて行っていいですか?すごい人なんでアキラさんと話が合うと思います。」なんてそいつは言う。

 

なんだかな。そんなもん今はじまったわけじゃない。大昔からマルチ商法なんて沢山あるよ。渋谷のNHKの前に社屋がある有名なやつから、インチキ臭すぎるものまで百花繚乱だろ。でもまあ、今時やってるのはデブスの貧乏主婦か、頭の弱いフリーターくらいだろう。

 

その女と会ったのは安いファミレス。プライベートで俺が絶対行かないような店。ドリンクバーとかあるようなやつね。

案の定、ネットワークビジネスの勧誘だった。女についてきたおっさんは40代くらいで、つまり女のアップラインだったわけ。ネズミの親分な。

話し始めて一分でぶん殴ってやろうとかと思うほどの稚拙な話。

「アキラさん、夢はなんですか」

「夢?ないよ」

「そうですよね、夢って大人になると忘れますもんね」

みたいな話からw

聞いていると、つまり金を稼げば自分も周りの人も幸せにできる、みたいな話をし始める。

あのねえ。。。

時間のムダだよな。マインドの幼さが悲壮感すら漂う。金を稼げばなんでも自由になるっていうのは、せいぜい20歳くらいまでの子供にしか通用しねえよ。おっさんにもなって、アウトドアブランドのリュックサック背負ったやつが、俺によく会おうと思ったよ。俺はいつものルイジボレッリのネクタイをしていたが、こいつは丸首のよれたスウェット。まあ、どこかのブランドなんだろうが、俺にはニート親父にしか見えない。

「俺、サーファーが仕事なんです。このビジネスで自由な生活手にいれたんだよ。ネクタイとは俺は無縁です」とか言う(笑)

ホンダのボロい中古車乗ってる貧相な色黒の男が言っても、俺には何の魅力もない。

 

そういう男がコンプレックスに思ってるもの。俺は知ってるよ。必ずむきになって反応するから。

「俺は毎日楽しく仕事してるから。今日も明日もお客さんに頼られて大きなビジネスをしてるし、会議も研修もある。俺は毎日楽しく忙しくしてるよ。」

俺がそう言うと、ほら。顔つきが変わる。

ネズミ講男は「忙しい」と同世代の男が言うことに激しく嫉妬する。いくら小銭を稼いだところで、同世代の男が、真っ当なビジネスで評価されアポで埋まり、忙しいながら幸せに成功している雰囲気を出すと過剰に反応するんだ。数年前にもブログに書いたかもしれない。

「俺は、仕事を通してお客さんに貢献する。その結果、世界がよりよく変わっていけばいい。その仕事で俺は報酬を得ている」

男が嫉妬で腹の奥が煮えくり返るのが分かった。ネズミの仕事で多少頑張ったかもしれない、でも男としての本質の稚拙さに自分で分かっているんだ。ガキっぽい仕事で小銭を稼いでる自分を誇れない、自分の金のために物を知らないガキどもをカモにしてるおっさんという自分の姿に自信がない。

もっとはっきり言うと、自由というよりヒマな自分に大人としての自信がない。

男は無言になり。

「役に立てなくてごめんね」と俺は女に言って帰ってきた。残念がら自称成功したサーファー君の数倍の年収が俺はある。それでも俺は成功したとは思ってない。そこに成功の評価軸を置いてないしね。

きっと、俺の悪口を必死で言っていただろう。それもお約束の姿だ。

 

俺を誘った女も、いい年して本当に安っぽい選択しかできないことにガッカリしたよ。

本業の仕事は今はどこかの会社の事務員らしいんだが、自分でその仕事をディスる。給料安いだのやりがいないだの。それでネズミに夢持ったんだろうけど。

本業の仕事での自分の使命も理解できず、本気にもなれず、関係ない人間に自分の仕事を粗末にするようなことを言う。安直に目の前にぶら下げられた安っぽい自称「成功者」の姿に吸い寄せられる。35歳にもなった女がやることじゃない。

その粗末な生き方してる人間と成功したいなんて人間はいないんだよ。ババアになっても自分の金のことしか考えてない。一生無理だよ。お前みたいなババアは一生夢見る貧乏人でいろ。

 

仕事ってなんだと思う?

金を稼ぐ手段としか思えないのなら、相当惨めだよ。物乞いと同じだよな。

せいぜい綺麗に言うとしたら、「夢を叶える手段」って言うかもしれない。でもそれも同じだ。夢追い乞食だろ。

 

金があったら幸せになれると思う?

俺はそうじゃなかったよ。金は絶対必要なものだよ。でもそれと同じくらい必要なものがあるんだよね。幸せに成功するためには。

それは、「義」の部分。

なぜ仕事をしてるんですか?っていう質問にあなたが答えて、相手が「それ手伝いたいです」って言ってくれる?

ネズミの仕事ではそれはない。せいぜい「俺も儲けたいです」くらいだろ。その先には成功もないし幸せもない。あえて言えば、儲けた金で違うことをして気分を楽にするくらいのものかな。旅行とか(笑)

仕事そのもので幸せになれるかどうかって、生き方が問われるんだよ。そのことでお金を稼げたら、本当に幸せに成功できると思ってる。

 

そのために必要なのは「義」

自分以外の誰かのために、社会のために、世界のために、自分の仕事そのもので貢献していこうとする生き方がなければ、40歳もすぎれば必ず焦燥感で死にそうになるだろう。

食うに十分な金を得た後ならそれがよく分かる。食えない状況では義なんてどうでもいいと思うかもしれない。でも、十分食えるようになったら、義がない人生は本当に苦しいって分かる。

 

人の役に立つことを仕事にして、それでお金を稼げる仕組みを作る。

それを昔から「先義後利」って呼ぶらしいんだけど、江戸時代から続く商人の基本だよ。

それは、きっと世の中の退屈そうな顔をした大人たちが言うことと違うと思う。

 

自分が楽しいことをして金を稼いでいいんだし

人の役にたつことを仕事にしていいんだよ。

仕事はイヤイヤやるもんじゃない。我慢してやるもんじゃない。確かに疲れるけれど、人に喜んでもらうことに夢中になって休まないで働くのって本当に幸せな姿だと思う。それでたんまり金稼げたら最高だろ?

それで税金払って社会に還流させていくのが、本当の商人だし、本当の大人。

それに気づいていくのが修行。気づかせてくれるのは自分の努力と、関わる全ての人。

好きなことをやって成功、成長するのはあたりまえのこと。それ以外では成功はできないし、成長もほとんどないなんじゃないの。

 

それにさ、ボランティアにしても、そういうのは成功してからやるものって言ってる人いるじゃない。自分が金を稼いでからやる、とか。

絶対やらないから。どれだけ金を稼いでボランティアするつもりなんだよ(笑)ビル・ゲイツみたいに財団作れるほどになってからやるつもりなのか。お前じゃ一生無理だろ。

人の役にたつのは、今すぐやるんだよ。それを仕事と呼ぶんだよ。

 

副業だの、安っぽい成功だの、そんなこと考えている前に、今目の前にある自分の仕事を必死にやったらどうよ。

それで食えてるなら文句ないじゃない。副業は、そもそも食えない人が仕方なしにやるもんなんだ。

 

目の前の仕事を必死にやっていると、その延長線上で人生を変える出会いがあるよ。

それは少なくとも、ネズミ講の安っぽいおっさんやおばさんではないから(笑)