誰よりも弱っちく、誰よりもみっともなく、そして誰よりも強く

Suburbiaのメンバーに共通するのは、口汚さ。それはもう誰もが知ってると思う。

何かあるたびに口汚く罵るのは日常茶飯事で。口汚さを通り越して、その言葉にオリジナリティと芸術性まであるときがある。罵倒の言葉が芸術にまで昇華する瞬間があったりして。

 

俺みたいな昭和の子供だと、共通する体験がある。それは「子供の教育に悪い」と言われる情報に24時間晒されて育ったということ。

例えばテレビ番組だって、ドリフターズのあのお下品かつ芸術的な番組が20時から放映(しかも生)されていた時代だ。修正が聞かない舞台中継で、出てくるのはウンコにちんこ、しかも小人症のお笑い芸人が笑いをとったり、今なら人種差別と言われるに違いない表現とかね。今だったら絶対ありえない表現ばかりだったな。

コミックでもそう。映画もそう。

陰湿に人を殺しまくり、レイプしまくり、差別したかと思えば復讐されて殺されて、最後は主人公まで無残に死ぬ。もうね、死ぬというところに共通した美学があったような時代だったと思う。殺す、死ぬ、死ね。

学校でもそうだ。1980年代は学校が史上最も荒れた時代だよな。俺が通っていた中学校では、バイクに乗った無職少年(二年生の不良生徒の兄)が校庭を走りまくり、ジャージ姿の教師がそれを追いかけるなんて日常茶飯事でさ。教師は叱るのではなく怒っていた。顔面の骨が折れるほど生徒を殴りつけるなんて当たり前。教師の車のフロントガラスを割るのも当たり前。新卒の女教師をレイプしようと群がるのも当たり前。不良だった俺も、全校集会で目をつけられ、体育教師に思い切りぶん殴られ鼻血を派手に垂らしながら隣の生徒に支えられながら立っていたり(笑)

暴力も当たり前の時代。教師という権威は絶対の時代。権威に反抗するのは子供の義務だった時代。

自分を強さを試し、それを誇示することで周囲の尊敬を得なければならなかった時代だ。黙っていることは死ぬということ。逃げるということは服従するということ。

暴力、エロ、排泄、差別、排斥。そんな時代の雰囲気があったよね。

 

でもどうだろうね?

その当時、そんな教育に悪いことばかりの今の40代のおっさんおばさん達は、どんな価値を持ってるだろうか。

キーワードはこうだろう。

 

強さ。勢い。友情。愛情。メンツ。悪さ。

きっと、2017年の今のこども達には馬鹿にしか見えないだろうな。

 

suburbiaの周辺では10代の子どもたちもたくさんいる。当時17歳だった弟子の子は、アキラの直系の弟子で、俺の歪みに歪んだ価値観を多感な時期に浴びまくった。

仮性包茎のちんぽが陰毛を挟んでしまうことを、俺は「ちんげざるそば」と呼んでいた。だから17歳の可愛い子が、えへえへ「ちんげざるそばかよ!」って罵っていたり。

ほんと教育に悪い。

suburbiaではセックスをエッチとは言わない。海綿体が充血することを勃起と呼ぶ。挿入をぶち込むと言う。最高のセックスを、犯すと呼ぶ。

金がないことを貧乏と言い、腰抜けの男のことを底辺乞食野郎と罵り、根性がないやつのことをオカマちゃんと言う。

男も女も、みんなモノの言い方に「お品」がない。

なぜなら耳障りのいい甘ったるいものでコーティングされた言葉で、自分が頭を撫でなられながらとんでもねえゲテモノみたいなもん食わされるなって教えられるから。

 

「なあ、おまえどんな大人になりてえんだ?言えよ」と俺は18歳の女の子に言った。

「あ、はい、世の中のために貢献できるような大人になりたいです」と女の子は言う。

俺は突然キレる。

てめえふざけんなよこの腐れチーズまんこが。もう一回言え。

「・・・すいません、お金を稼いでいい思いしたいです・・・」女の子はビビりながら言う。

「じゃあ、今なにすんだよ?」俺は不機嫌に言う。

「えっと、えっと」女の子はまた言葉を探そうとする。俺が喜ぶような言葉を探そうとする。だから俺は突きつけてやる。

「あのよ、死ぬ気で働けってことだよ。おまえみてーな根性無しは死ぬまで働けないからよ」

ブラック上等よ。なぜならここより下の世界は刑務所だけだから。

 

そうだろ。18歳のガキが、社会貢献なんて欲しがるかよ。欲しいのは金だろ。マネーだろ。銭っこだろ。それ使って可愛い服欲しいだろ。うまいもん食いたいだろ。自分をイジメて馬鹿にした同級生に高級車見せつけて唾吐きたいだろ。自分を能無し呼ばわりした母親の胸ぐら掴んで口に一万円札突っ込んでやりたいだろ。自分をレイプした父親をカネの力で土下座させたいだろ。

糞みてえな育ちしてるくせによ、何かっこつけてんだ。

俺だってそうだぞ。金稼いでよ、いい女とすげえ夜景の見える部屋でエロいことして眠りてえよ。シャンパン口に含んでフェラチオしてもらいてえよ。なぜなら、俺もお前もどーせ糞以下の家で間違って生まれたんだから。

いい思いしたがるのは当たり前の話だろ。

それをなんでお上品な物言いでごまかすんだ。どこで覚えたその卑怯な物言い。

 

耳障りのいい言葉で何も飾らず、今の自分が信じるもの、ほしいものに向かって高速でぶっ飛んでいくんだ。

だからこそ、

だからこそ、

本当に本当に本当がどこかにあることを知るんだ。

テメエ勝手な欲望をいくらでも欲しがってぶっ飛んだ先に、気づくものが絶対ある。

 

それはいつも言うよ。

愛。

想い。

貢献。

 

俺、お前のことなんとかしてやりてえ。そういう思いを強く抱くようになる。

仲間のこと見捨てたりはできねえ。それが当たり前になる。

俺は生かされているって。俺は自分の力では生き残ってはいねえって。

 

常識ぶった世界の裏路地を、非常識なスピードで疾駆し、歯向かう奴らに唾を吐きまくってやってきた薄汚い公園から、紫色に染まる東の空に何か希望みたいなもんが見えたりするんだ。

 

臭えかな?俺の言葉。臭えと言ってるお前が卑劣な生き方してるんじゃねえのか。逃げてる臆病者なんだろうが。乞食みてえに金と女欲しがってるくせによ、何を綺麗な言葉に逃げてんだ。

俺は、そういう腰抜けから女を根こそぎ奪ってやりてえんだよ。

 

俺は言ったよ。その昔。

強い男に守られたい女は犠牲を払わなければならない。

なぜなら、強い男は自分の持ち物食い物まで人に分け与えてしまい、何も持ってないからだ。

犠牲を払わず愛のようなものを求める女は、愛に似た何かまがい物を食わされちまう。幸せな家庭に似た、とんでもなく不幸せなグロい感情だけを培養する日々を手に入れてしまう。

 

最近のお子ちゃまたちはいいよね。学校の教育のおかげかな。

口汚く罵る言葉を下品と言う。ひどい言葉を使わない。みんななかよく。隠し事なく、なんでも話します。人に土足で入ることはしません。

いいね。

 

でもさ、俺は言うよ。

そんなお優しい男の子女の子たちがさ、どれだけの愛を知ってるのかなって。どれだけ本気で自分を傷つけたことがあるのかなって。どれだけ人を心配できるのかなって。

俺は、自分の女が腹が痛いと言っていたら、「お前ケチャマンだったのはいつだ?」と真剣に心配して聞く。うんこしたか、下痢してんのか、いつうんこぶりぶりしたんだ、とか。

だってよ、本気でこいつに尽くしてやりてえって思うからだろ。

痛くて苦しいって言ってんのに、それでも距離保ってんのってどうだろうね?男じゃねえよな?礼儀?そんなこと言ってる場合かよ。

お前が死んだら俺が困るんだよ!って思わねえのか。

 

俺は自分の女が金がないって言ったら、俺は飯食わなくても金渡すよ。返さなくて結構。別れてしまっても返さなくて結構。今の俺にはお前の幸せが俺の幸せだからだ。自分のものまで渡して俺は水飲んでまた金稼ぐよ。

だって、俺の女はいろんなもんを犠牲にして俺といるんだからさ。当たり前だろ。

 

自分の女がふざけたこと言うと俺は怒鳴り散らす。間違えたこと、失礼なことをすると殺す勢いで叱る。叱るんじゃないな、憤怒するんだ。

それでも俺は自分の女を見捨てたりはしねえよ。だってよ、好きだから。こいつしかいねえって思うからいつも。

 

そんな粗雑な俺についてくる女だもん、いい女に決まってる。守ってやらないで誰が守る。

 

こういうこと言うと、優しいですとか言う女いるよね。いや違うね。その甘ったれた感性じゃ無理なんだよ。

俺は女を甘やかさない。しっかりと教育する。躾ける。あおいも、なつきもそうだった。でも、俺が必ずみっともなく後始末してやるからって。言ったことはないけど、そういう気持ちでいた。

人を守るって、みっともねえことの繰り返しだぜ?何も体張るばかりじゃねえ。

糞みてえな乞食みてえな客に頭を下げて、罵倒されて、死ねオヤジとか言われ、それでも申し訳ありません、すいませんと気が済むまでサンドバッグになってくる。正直理不尽だしぶっ殺してやったほうが早いんじゃねえかと思うんだが、法律がそうもいかないのでとにかく謝るだけ。

自分の女を守れるなら、理解があるふりもする。素直なふりもする。反省したふりだってする。

 

何回も言うけど、優しいからじゃねえ。優しいって言葉はマヌケ女の使う言葉だ。

 

俺が自分の女に言って欲しいのは、「あんたつえーよ」だよ。「あんた男だよ」だよな。

男の中の男っていうのは、負けることができる男だと思うよ。負けることで自分じゃない誰かを守ってあげられる男だと思う。

自分が持ってる小さなプライドまで貢いで、みっともなく負けてきてやることだと思ってる。

 

ストレートに生きたほうがいい。ストレートに、品がない言葉で愛を語り、みっともなく大切なもんを守るように每日仕事したほうがいい。

 

カッコ悪いのがカッコいいと思うよ。

いつまでも自分守っていてもさ、お前の腐れたまんこ彼女は俺見てえな下品な男のちんぽにむしゃぶりついてんだぜ?

俺がみっともなく生きているのを隠さないからだ。

品のない生き方を絶対に譲らないからだ。